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暫く更新停滞します。

FC2には遊びに来ますが、自分の夢のための努力を今は優先します。

といいつつ、2~3日後にはUPしてるかもですが(笑)



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『LaLa3月号(2015)第67話狼陛下の花嫁』から妄想小説

狼陛下の二次小説置場です。
作者様出版者様とは関係ございません。


本誌ゲット( *´艸`)

早速妄想してみました。
二次小説どんとこーいという方のみどうぞ!


あらすじを言うと、妓館で陛下に発見された夕鈴が
後宮にある王や妃専用の牢屋に閉じ込められているところ
陛下が話がしたいと、その檻の中に入って←ここまで本誌の内容
夕鈴にいろいろなお話をしているところです。←ここから彼方の小説の始まり


*********************



「ちゃんと話しきれるのか…既にちょっと自信ないんだけどね」
 牢の寝台に腰かけた黎翔の膝に促されるまま座わると、彼は静かに話し始めた。弟の晏流公のこと、この数日であったこと、そして、黎翔自身のこと。
 それは、言葉を零すような、ゆっくりとした吐露だった。
 降ってきたのは、とても、とても悲しいお話。聞いていて、思わず涙が出た。泣いていいのは私ではない、私は泣いてはいけない、悲しいのは私ではないのだから。そう思いながらも泣くことを制御できなかった。
 この悲しみは、溶けない雪は、一体どれだけあなたの心に降り積もっているの?
「どうして君が泣くの?」
 黎翔は困った顔で夕鈴の瞳からとめどなくあふれる涙を拭う。
「ごめっ…なさい」
「僕のことなんかで、君は泣かなくていいんだよ」
 そう言って、黎翔は笑う。泣いている夕鈴を、抱きしめながら。優しい顔をして笑うのだ。まるで、もう諦めたかのように。
 ああ、そうだ。
 この人はそういう人だ。
 夕鈴は、黎翔の胸のあたりをぎゅっと握った。どこまで近づいても遠い彼が、平気で一人になろうとする彼が、これ以上どこかへ行ってしまわないように。
「貴方が泣かないなら、私が泣きます。貴方が疑わなくてはならないなら、私が信じます。貴方が一人になろうとするなら、私がっ」
 嗚咽に詰まって、一つ呼吸を置く。
「私があなたを一人になんか、させませんっ」
 だから。
 だから、仕方がないなんて切り捨てないで。
そんな風に一人になっていくのを平気そうにしないで。
諦めることを、当然にしないで。
「どんなに貴方が遠くても、側にいられなくても、私は、この心ひとつで貴方の味方です」
 どうしようもなく悲しかった。当たり前に独りをこなす黎翔、いつだって遠いその背中。孤独に慣れきった、冷えた心。
 どうしたらいい?
 どうしたらあなたは独りじゃなくなる?
 夕鈴はたまらなくなって、黎翔を抱きしめた。抱きしめ返された力は力強く、でもやっぱり寂しそうで――――――ああ、またそうやって寂しそうに抱きしめる。
 夕鈴が後宮を去った前夜も、そうだった。涙の溢れて止まらない夕鈴の瞳に口づけては、寂しそうに抱きしめる。夕鈴よりも、ずっとずっと、寂しそうに。
「ねぇ、夕鈴」
 黎翔が夕鈴の名を呼ぶ。
「もっと、触れてもいい?」
「触れる?」
 顔を上げると、黎翔はとても穏やかに微笑んでいた。
「君に触れたい――いい?」
「―――っ」
 返事をする前に、唇が塞がれた。重なる、柔らかな感触。乱暴にこじ開けられ、優しく絡みあう舌。
 その熱に、息をするのも忘れてしまいそうだ。
 唇が離れたと思うと、いっそう強く抱きしめられる。
「夕鈴、伝わる?僕の心音」
 ドキドキと波打つ確かな鼓動が分かる。
 じわりと、また涙があふれ出した。
「陛下、寂しくないですか。悲しくはないですか。ずっと御一人で――寒くはなかったですか」
 ぎゅっと、また夕鈴を抱きしめる力が強くなる。それにこたえるように、夕鈴も彼を強く抱きしめた。
「君がいてくれるなら、寂しくない。君が味方でいてくれるなら、悲しくはない。こうやって君を抱きしめられるなら、もう、寒くなんかない。」
 だから、と黎翔は抱きしめていた腕を緩め、夕鈴と見つめあう。
「だから、僕の側にいて」
 僕の正妃として。
 夕鈴は言われた意味をすぐには理解できなかった。呆然とする夕鈴に、黎翔がまた口づける。その温度に、今言われたことが幻聴でも夢でもないことに気が付く。
「正妃って、あの、私庶民ですよ!?もともとは雇われの身の下っ端妃でっ」
「夕鈴は、僕の側にいたくないの?」
「そうじゃなくて、でも」
 ああ、ダメだ、頭が混乱している。
 でも、混乱するなかで一つだけはっきりしているのは―――――――――
「私が御側にいれば、貴方は寂しくも悲しくも、もう寒くもないのですか」
「うん、夕鈴がここにいてくれるなら、もう何も」
 黎翔は夕鈴の毛束をとってそれに唇を押し付ける。夕鈴、と愛おしそうに呼ぶ声。
「僕のお嫁さんになってください」
 そんなのずるい。だって、そんな風に言われたら。
「―――――――――――――はい」
 夕鈴の返事を確かめるように、三度重なる唇。
 柔く、温かく、優しい。
 それは、もう二度と離さないと黎翔が夕鈴に覆いかぶせた、二人しか知らない温度の檻。



*********************

本誌を読んで萌え死ぬかと思いました。


ヘタレ陛下かっわいいいいいいいいいいいいい

ううううううううううううううううううううううう(*ノωノ)←心境


あと一か月が長いよおお



ここまで読んでくださった方に感謝です。




味方



こんにちは、彼方です。

こちらは狼陛下の花嫁の二次小説置場です。
当たり前ながら作者様出版者様とは関係ございません。

二次小説どんとこーいという方だけどうぞ。

拍手やコメント頂けると飛び上がるくらいうれしいです。


今回はバイト終了した夕鈴サイドから。



*********************




「いたっ」
 青慎の帰りを待ち、食事の準備をしているとついうっかり包丁で指を切ってしまった。血のにじむ人差し指の先を口に含む。血の味がじわりと咥内に広がった。
 気を抜いちゃいけないわね、と自分に喝を入れながらも、また考え込んでしまう。
 春、夏、秋、冬。あなたと過ごした後宮での日々を。
『夕鈴、大丈夫!?』
 あれは、異国の「薔薇」という花が献上品に上げられたときのことだった。夕鈴はその花に棘があることを知らなくて、手を伸ばしたときに指を指してしまったのだ。傷自体はたいしたことはなかったのだが、黎翔は一瞬顔をゆがめた夕鈴を大層心配した。
『大丈夫ですよ、陛下。これくらいの傷は舐めておけば――』
 と言いそうになったところで「お妃さま」の放つ言葉ではないと口をつぐむ。李順さんがいれば危ないところだった。
――――危ない危ない、このバイト、本当に気が抜けないわ。
 そんなことを思っていると、黎翔がひょいと夕鈴の手首を掴んだ。何が起こるのか予測できないうちに、黎翔が棘に刺した指を――――口に入れた。
『!?』
 驚く夕鈴に狼陛下が笑う。
『舐めておけば、治るのだろう?』
『そうですけど、んっ』
 先を強く吸われ、体がはねた。ちくちくした痛みのリズムが、甘美な波へと変わっていく。
『あっ、あの陛下、そろそろっ』
『まだ、消毒は終わっていない』
『ふっ』
 指先が、熱い。傷口が、熱を持つ舌に甚振られる。舌が傷口を突くたびに、夕鈴は声を漏らした。
『………そんな風に煽っておいて、私は時々、無性に君を――』
 めちゃくちゃにしたくなる。指が自由になったかと思えば、耳元でそんな風に囁かれる。それだけで夕鈴の頭の中は十分にめちゃくちゃにされているのだが。
 今思えば何やってたのかしら。一人台所で顔を赤くする。じんと痛む指先に宿る痛みが現実感と夕鈴を結ぶ。
 ――――そうだ、あれは現実だった。
 二人でお茶を飲む時間、ふいに寂しそうに私を抱きしめる陛下、最後に交わした口づけ。
 すべてすべて本当で、忘れられない。忘れることなどできない。
 あの人を大好きだと思った気持ち。
 あの人に抱き締められる温かさ。
 あの人と重ねた薄く冷たい唇の柔さ。
 忘れられるわけがないのだ。それはもう、夢にも幻にもできはしない。
優しいくせに、なんでも一人でできてしまうくせに、どこか不器用な王様。貴方が『私を傷つけた』と悲しんでないといい。
 ―――――――貴方が今、あの広く冷たい後宮で一人寂しくしていないといい。
 誰が敵で誰が味方かわからないあの場所で、一人それらと対峙している王様。せめて、私だけは、夕鈴は王宮のある方角を見る。
 どこにいても、側にいられなくても、もう二度と会えなくても。
 ―――――――私は。


『私はいつでも 貴方の味方ですからね』



*************************


本編から引用させていただいた言葉多数です( *´艸`)
いやー夕鈴強かです(笑)

もうすぐLaLa発売日!
もう楽しみすぎる!

ここまで読んでくださった方に感謝です♬





こんにちは、彼方です。

狼陛下の二次小説です。
作者様出版者様とは一切の関係がございません。

この先は二次小説どんとこーいという方のみ
お進みください。

夕鈴がいなくなった後の
独りぼっちの陛下視点です。

*******************


 甘栗色の髪が風に踊る。
 振り返って笑う君と結ぶ指先から伝わる、混じりけのない澄んだ温もり。
 なんて、温かいんだろう。
 
 無邪気な笑顔、
 君がくれる温もり、
 君が教える幸せ。

 すべてがとても綺麗で、僕は少し戸惑う。

 僕を包み込む、君の微笑み。
 そのほほえみ一つで、僕は救われる。強くなれる。勇気が出るんだ。

 ねえ、もっと笑って――――――――夕鈴。

「―――陛下」
「聞いてらっしゃいますか?陛下」
 目を開けると李順が心配そうに黎翔に呼びかけていた。
 ―――ああ、夢か。
「いや、一瞬 夢を見ていた」
「休憩室で仮眠なさっては」
「かまわん、続けろ」
 再び李順の説明が続けられる。空になった後宮に、興味を持つものが後先を断たないようだ。
 黎翔は、後宮に咲いていた、たった一輪の花に思いを巡らせる。

 笑う君、
 泣く君、
 怒る君、
 しょげる君、
 驚く君、
 意地を張る君、

「私はいつでも 貴方の味方ですからね」

 温かく、
 優しく、
 幸せで、
 切なく、
 
―――――――儚い、夢を見ていた。

夢を見ていたんだ。

 どこからか訪れた凍てつく寒さは、王宮を包み、花を閉ざし、黎翔の心さえ冷たく包む。
 

***********************


自分で書く分には切ない系を書くことが多いです。

単純に陛下が好きっていうのもありますが(笑)



ではでは、
ここまで読んでくださった方に感謝です♬



君が


 彼方です。
 今日は初めて羽田の国際線に行きました。
 見学しただけです(笑)
 次は成田に行ってみたいです。





 この先は狼陛下の花嫁の二次小説です。
 苦手な方はUターンで。

  


 夕鈴が臨時花嫁を首になった後の、陛下視点のお話です。






*******************


 花の枯れた後宮の一角、記憶だけが亡霊のようにさまよう一室で、黎翔は寝台に伏せった。
 温もりのとっくに消えた枕、薄れた彼女の香り。それらを確かめるように、布団に身を沈ませる。


 ここで、彼女とお茶を飲んだ。

『陛下!これおいしーですよっ おひとつどうぞ!』

 ここで、彼女を抱きしめた。

『私はいつでも 貴方の味方ですからね』

 ここで、彼女に口づけた。

『ここにいちゃダメですか』
 
 
 手放したのは自分だ。
 引き留めていたのは自分だ。

 彼女のくれる温かさに、どうしようもなく惹かれて。
 彼女の陽だまりみたいな笑顔に惹きつけられて。
 
 彼女に沢山のものを貰ったくせに、自分勝手な理由で突き放した。

 でも、これでいい。

 君が、陽の当たる温かい場所で穏やかに笑い続けられるなら。
 君が、何の心配もなく泣けるなら。
 君が、迷いなく怒ることが出来るのなら。
 君が、愛すべきものを愛せるのなら。

 これでいい。
 これでいいんだ。

 お願いだから、君は何も知らずに笑っていてくれ。
 僕のことは忘れて良い、覚えていなくていい。
 それが、君の幸せのためなのなら、そんなことはどうでもいい。

 だから、どうか元気で。
 
 甘栗色の長い髪、
 優しい光を宿す澄んだ瞳、
 華奢な体に、
 太陽の光をいっぱいに浴びて。

 笑っていてほしいんだ。
 あの、大きくて温かくて愛おしい笑顔で。

 どうか、君が傷ついていなければいい。
 僕のために泣いていなければいい。
 君が、寂しくしていないといい。

 君が、
 君が笑顔でいられるんだったら、
 僕はもう、どうだっていいんだ。


 ああ、君のいないこの場所は、なんて。

 なんて、寒い場所だったんだろう。



 意識が夢うつつにと傾く。
 外では雪が降っているようだ。


 溶けない雪は、彼の心に降り積もって、一つ先の春さえ見えなくなっていた。








*******************


ここまで読んでくださった方に感謝です♬









プロフィール

彼方

Author:彼方
妄想が得意な夢の国出身者。

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